植物プラセンタとは
植物には、プラセンタ(胎盤)がありません。ですから、厳密に言えばプラセンタと名前が付くのは違いますが、動物プラセンタのように植物も同じような効果があるという意味で植物プラセンタと呼ばれています。
胎盤がない植物ですから、胎座と呼ばれる部分が使われます。この部分は、分かりやすく例えるとメロンの種のまわりの部分がこれに当たります。
胎座について
動物で言う胎盤の部分が胎座です。胎座には、栄養が豊富に詰まっています。この栄養豊富な胎座という部分が植物プラセンタの成分の要とも言える部分です。
どのような植物が用いられるか
植物プラセンタに用いられる植物は、メロン、ライ麦、アロエ、とうもろこし、大豆、クロレラなどです。使用される植物はどれも栄養価が高いものばかりとなっています。
植物プラセンタの成分
植物プラセンタには、アミノ酸、ビタミン、ミネラルが含まれます。動物プラセンタに含まれる成長因子は含まれていません。ただし、動物プラセンタと比べてアミノ酸の配合量は多いことが分かっています。
動物プラセンタの効果の要とも言われている成長因子が含まれないということは効果という点で明らかに違いが出て来ます。アミノ酸の効果こそが植物プラセンタの効果と言ってもいいでしょう。
植物プラセンタに豊富なアミノ酸の効果
植物プラセンタには動物プラセンタと比べてアミノ酸が豊富ですが、アミノ酸にはどのような効果があるのでしょうか。
美容効果
- コラーゲンを生成してシワやたるみを解消し、はりを取り戻す。
- 保湿をうながす
健康効果
- 疲労回復
- 成長の促進
- 免疫力の向上
- 肝機能の促進
- 睡眠状態の改善
- 関節痛の緩和
- 血行改善
- 集中力アップ
アミノ酸のコラーゲンの生成は肌全体に効果を発揮します。肌の状態によって、見た目年齢の若さは大きく影響します。アミノ酸だけのサプリメントや粉末などが販売されていることから見ても、アミノ酸の効果の高さが理解できます。
安全性が高いが、アレルギーの心配も
植物プラセンタに使用されているのが、私たちの身近にある植物です。その多くが、栄養価の高い植物であり、有名なものばかりです。これらの植物は病気や薬、免疫反応などを気にしなくていい点は大きな魅力です。
ただし、気を付けなければならない点もあります。それは、アレルギーです。植物プラセンタに使用されている植物の多くは、普段私たちが口にする食べ物もあります。それらの食べ物にアレルギーを持っているという場合は、他のものを原料としたものを選ぶようにしましょう。
植物プラセンタのまとめ
植物プラセンタは私たちの身近にある植物で作られています。動物のような薬剤の使用や病気を気にすることがない点は大きなメリットですが、プラセンタの効果の要とも言える「成長因子」が含まれていません。成長因子が含まれないのは大変残念なことですが、その分アミノ酸の配合量が多いので、アミノ酸の効果を得ることができます。